【小説3】もし、バリキャリが風俗嬢になったら
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第2章(1/4)都心から少し離れた
繁華街の一角にある老舗箱ヘルだった。
ネオン看板の淡いピンクの光が
夜の路地にぼんやりと溶け込んでいる。
れいかはタクシーを降り
冷たい夜風に頰を撫でられながら
深呼吸を一つしてから
木製の扉をくぐった。
店内は古いながらも清潔で
柔らかな間接照明が壁を優しく照らし
どこか落ち着いた空気が漂っていた。
54歳の穏やかな男性だった。
事前に調べていたエックスへの
投稿の雰囲気のままで、安心できた。
れいかの履歴書を眺め、目を丸くした。
部長補佐 36歳で……
本気で風俗に来たんですか?」
新しいフィールドで、
自分を試してみたいと思いまして」
志望動機や会話を続けた後
まあ、うちは古株の箱ヘルだ。
派手さはないけど、
落ち着いた顧客が多いよ。
試してみる価値はあると思う」
始めることになり
すぐにNo.1キャストの五月ゆな(32)が
新人指導を担当することになった。
優しい眼差しを持つ癒やし系美女だった。
穏やかな声で言った。
すぐに覚えられると思う。
でも……一番大事なのは
お客さんの心を温めることなんだよ。
技術だけじゃなくて、温もりね」
内心でノートにメモを取っていた。
「接客工程表」を胸に秘めていた。
どこにも居そうな
サラリーマン・田中さんだった。
スーツのネクタイを緩めながら
ソファに重く腰を下ろした。
部屋は薄暗く
ベッドのシーツが清潔に張られ
かすかなアロマの香りが漂っている。
れいかはハキハキと微笑み
すぐに工程表通りに動き出した。
今日はゆっくりしていってくださいね。
ざっくり教えてくれれば
的確に対応できます」
目を瞬いた。
仕事が忙しくて疲れてて……」
会話を3分以内にまとめ
シャワーへと誘導した。
湯気が立ち上る中
彼女は工程通りに身体を洗い
胸を寄せ、背中を丁寧に流した。
れいかはさらに先を急いだ。
れいかは上半身を露わにし
田中さんの胸に自分の胸を押しつけた。
太ももを滑らかに開き秘部を丁寧に扱う。
角度も計算され
舌の先端を転がす動きも完璧だった。
額に汗が浮き、腰が小さく跳ねる。
どこか物足りなさが残っていた。
ただの「サービス」として
消費されているような、冷たい距離感。
田中さんは天井を見つめながら
長い息を吐いた。
ほしかったんだけど……」
胸の奥がざわついた。
彼の疲れた顔を照らす中
彼女の効率的なタッチは
まるで工場ラインのように正確だった。
つづく
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